「ドスンと首に衝撃が。手をやると矢が貫通していて…」 4名殺傷でも無期懲役の「ボーガン殺人」 生存者が語った「残虐犯行」の一部始終

2020年、兵庫県宝塚市の住宅においてボーガン(クロスボウ)を撃ち、家族3人を殺害。親族1人に重傷を負わせ、殺人罪などで起訴された野津英滉(ひであき・28)被告の裁判員裁判が9月25日から神戸地裁で開かれた。10月31日の判決公判で松田道別裁判長は野津被告に無期懲役の刑を言い渡した(求刑死刑)。 家族との関係に不満を抱えている場合、自分の心と身体を守るために物理的な距離を置くこともあれば、理解を求めようとして、自分の抱えている思いを家族に伝えることもあるだろう。だが、野津被告は家族の命を奪うという最悪の道を選んだ。以下は、この裁判の傍聴レポートである。 【前中後編の前編】 【高橋ユキ/ノンフィクションライター】 ***

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