【独自】熊本・小国町職員が収賄か 県警が逮捕へ 指名業者から高額接待疑い

熊本県小国町発注工事の指名業者から高額な飲食接待を繰り返し受けたとして、熊本県警は収賄の疑いで、同町前建設課長の男性職員(60)を逮捕する方針を固めた。県警は5日朝、男性職員を熊本北合志署に任意同行。贈賄の疑いで同町の建設会社の男性社長にも任意同行を求めた。 関係者によると、職員は2022年4月~25年3月の建設課長当時、20年熊本豪雨で被災した町内のインフラ施設の復旧工事業務を管轄。指名競争入札で工事を請け負った建設会社の社長から県内の飲食店などで複数回、計約50万~100万円の接待を受けた疑いが持たれている。 収賄罪は、公務員が職務に関して賄賂を受け取ったり、要求したりした場合に適用され、贈賄側への具体的な便宜供与がなくても成立するとされる。 町関係者によると、職員と社長は地元の中学時代の先輩後輩。長年にわたり飲食をともにする機会があり、社長がおごることが多かったという。県警は2人の間柄などを考慮しても、町幹部と業者という立場での接待は贈収賄に当たると判断した。

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