「マネロンの共犯者」宅配便や警察装う特殊詐欺 今治の一人暮らし男性50万円被害【愛媛】

宅配便の社員や警察官を名乗る男から、愛媛県今治市の一人暮らしの男性が電話でマネーロンダリング関係の事件の関与をでっち上げられ、資金調査を口実に現金約50万円をだまし取られました。警察は被害届を4日に受け、特殊詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは今治市内に住む無職の男性(60代)です。 警察によりますと男性は今年11月1日、宅配便会社の社員を名乗る男から電話があり「関西空港から中国に送る荷物の中に男性の荷物がある」「通帳やパスポートが入っている」とウソを言われました。 このあと大阪府警の捜査二課の警察官を装う男から電話があり、「逮捕した犯人がマネロンしている」「共犯の疑いがある」とウソを言われ、さらに電話を代わった別の男から資金調査をでっち上げられ、11月3日にATMから指定された口座に現金約50万円を振り込みだまし取られました。 男性は一人暮らし。相手から捜査を口実に口止めを要求され、警察は金融機関から「だまされた人がいる」と連絡を受け男性から状況を聴きました。 警察は特殊詐欺事件として捜査。警察を装い資金調査を口実に現金などをだまし取るケースが急増しているとして、相手が警察を名乗っても金銭の話になれば詐欺を疑い、電話を一旦切って相手が名乗った警察署にかけ直して確認するよう呼びかけています。

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