「私が捕まえます」被害者の夫に、事件の解決を誓った刑事の言葉 名古屋・西区の主婦殺害事件

26年前に発生した名古屋市西区の主婦殺害事件で、逮捕された女の取り調べが本格化しています。 殺人の疑いで逮捕された名古屋市港区のアルバイト、安福久美子容疑者(69)は、1999年11月13日、名古屋市西区稲生町のアパートで主婦の高羽奈美子さん(当時32歳)の首を殺害した疑いがもたれています。 警察の調べに対し、容疑を認めています。 事件が動く転機となったのは、去年4月に担当の刑事が替わったことでした。 「『私が捕まえますから』と。『捜査対象リストの中に絶対いるので、1件1件しらみつぶしに調べます』と言っていたから、今までの人とは心構えが違うな、と」(高羽悟さん) 警察は事件後に話を聴いた5000人以上の中から数百人を抽出し、改めて重点的に調べる方針へと舵を切りました。 今年8月以降、安福容疑者からも複数回にわたって話を聴いていたといいます。 高羽奈美子さんの夫・悟さんは事件後もアパートの部屋を借り続けてきました。 玄関には今も血痕や足跡があり、この血痕のDNA型が安福容疑者の提出したDNA型と一致し、逮捕の決め手となりました。 これまでの調べで、事件当日、安福容疑者は突然自宅を訪問し、用意していた刃物で奈美子さんを襲ったとみられています。 凶器となった刃物は、警察が安福容疑者の自宅を家宅捜索した際も見つかりませんでしたが、捜査関係者によりますと安福容疑者は調べに対し「凶器の刃物は捨てた」と供述しているということです。 警察は安福容疑者が刃物を処分した経緯などとともに、事件の動機の解明を進めています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする