東京・湯島の個室マッサージ店タイ人12歳少女接客事件 台湾当局が29歳母親を拘束

【台北=西見由章】東京のマッサージ店で12歳のタイ人少女が違法に働かされていた事件で、台湾の内政部移民署(入国管理局に相当)は8日、警察当局が少女の母親(29)を社会秩序維持法違反で拘束したことを明らかにした。 移民署は母親を海外に移送する準備を進めており、移送先について担当者は「関連事件を捜査している日本、タイ両国と協議して決定する」としている。 移民署によると、母親は9月にビザなしで台湾に入境。すでに滞在可能期間を超過しており、警察から移民署に引き渡された。一部の台湾メディアは、母親は売春の疑いで検挙されたと伝えた。 タイメディアによると、母親は日本や台湾、ベトナムなどへの海外渡航歴が27回にわたっていたという。 警視庁は4日に労働基準法(最低年齢)違反の疑いで、東京・湯島の個室マッサージ店の経営者の男を逮捕。少女は6~7月の約1カ月間で男性客ら約60人を相手に性的サービスをさせられていたという。母親は6月に少女を連れて日本に入国し、店に置き去りにして出国したとされる。

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