立花容疑者に中傷受けた関係者ら、逮捕に安堵 「ほっとしている」

元兵庫県議の竹内英明さん(当時50歳)の妻(50)は9日夕、報道各社のオンライン取材に応じ、「刑事告訴をして以降、どうなるのか不安だった。今はほっとしている」と心境を明らかにした。 逮捕された立花孝志容疑者(58)に竹内さんが中傷を受けて以降、家族の生活は一変。事務所には嫌がらせのメールや電話が相次ぎ、精神的に追い込まれた竹内さんは今年1月に亡くなった。竹内さんの妻はこうした経緯を振り返り、「この先、同じことが繰り返されてはいけない」と訴えた。 斎藤元彦・兵庫県知事らの疑惑を追及した「県議会調査特別委員会(百条委)」で委員長を務めた奥谷謙一県議も、立花党首から中傷された一人だ。立花党首の逮捕を受け、「虚偽の発信や中傷の被害を受けた一人として、安堵(あんど)しています」とコメントを発表した。 奥谷氏は出直し知事選の期間中、立花党首から自宅兼事務所前で「出てこい奥谷」などと拡声器で怒鳴られるなどした。兵庫県警は奥谷氏に対する脅迫や名誉毀損(きそん)などの疑いで立花党首を書類送検している。 一方、斎藤氏は10日、報道陣に「捜査中のことなのでコメントは控えたい」と話した。【稲生陽、栗田亨、村元展也、宮本翔平】

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