高知県須崎市の女性に乾燥大麻を譲り渡したとして、警察は11月12日、須崎市の元地域おこし協力隊の女など2人を、麻薬取締法違反の疑いで逮捕しました。 麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、 須崎市原町の元地域おこし協力隊 松平愛奈容疑者(39)と 須崎市南古市町の漁業 岡田豊容疑者(53)の2人です。 警察によりますと、2人は共謀の上、25年9月29日、岡田容疑者の自宅で、 須崎市の女性に乾燥大麻を譲り渡した疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否や女性との関係を、明らかにしていません。 警察は今後、乾燥大麻の入手経路や金銭のやり取りがあったかどうかを調べるとともに、 余罪を追及するとしています。 松平容疑者は、24年4月に須崎市の地域おこし協力隊となり、25年10月2日に退職していました。 元地域おこし協力隊の逮捕について、須崎市の梅原健一郎副市長は 「観光大使に続き、元地域おこし協力隊が逮捕されるという、 行政への信頼信用を損なう事態となり、心からお詫び申し上げる。 法令順守は言うまでもなく、公務員としての規律性や倫理観を 高い水準で維持できるよう職場環境や職場風土づくりに努める」との コメントを出しました。