「飲む量によっては次の日になっても、お酒が残って危険な運転に」酒が抜けるまでの時間は…?医師に聞く

山梨県の職員が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された事件。 職員は「当日は酒を飲んでいない。アルコールが残っているとは思わなかった」などと供述していますが、アルコールが体から抜けるまでには一般的にどのくらいの時間がかかるのか医師に聞きました。 県の会計年度任用職員で中北建設事務所の堀口徳也容疑者63歳は、11月13日午後1時すぎ、市川三郷町で酒を飲んだ状態でレンタカーを運転した疑いで現行犯逮捕され、15日に送検されました。 堀口容疑者はこれまでの調べに対し、「当日は酒を飲んでいないアルコールが残っているとは思わなかった」などと供述していますが、呼気からは基準値の1.5倍近くのアルコールが検出されているということです。 当日酒を飲んでいないとすると午後1時すぎの逮捕まで13時間以上経っていることになります。 住吉病院 加賀美真人院長: 「13時間で考えると、3リットル飲んでしまうと法律にひっかかってしまうことはあり得ると思いますよ。じゃ3リットルビールを飲む人が普通にいるかというと、いなくはないけど、めったにそんなには飲まない」 こう語るのは甲府市の住吉病院でアルコール依存症などの治療を行う加賀美真人院長です。 加賀美院長によりますと体質や体型にもよりますが、目安として体重およそ70キロの成人男性が500ミリリットルの缶ビールを1本飲んだ場合、アルコールが体から抜けるまでにはおよそ3時間かかるということです。 500ミリリットルの缶ビールをおよそ6本以上飲んでいた場合は、13時間後にも体にアルコールが残っている可能性があると指摘します。 住吉病院 加賀美真人院長: 「(酒を)飲む量によっては次の日になっていたとしても、お酒が残って危険な運転になる可能性があるので十分注意していいただきたい」 大量に飲酒した場合は翌朝であっても車の運転を控える必要がありますが、ついつい思ってしまいがちな「仮眠をすれば大丈夫」についても警察が注意を呼びかけています。

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