8月、浜松市浜名区に75歳の父親の死体を遺棄したなどとして、警察は18日までに息子ら6人を逮捕しました。事件前にも、親子の間でトラブルがあったということです。 (記者) 「逮捕された6人のうちフィリピン国籍の男は、被害男性の自宅を放火しようとした疑いで逮捕されました。外からはわかりませんが、自宅内で犯行に及んだものとみられます」 警察によりますと、死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、浜松市中央区雄踏町宇布見の無職で27歳の男と、その妻を含む4人です。 容疑者の男らは、共謀の上、2025年8月12日ごろ、容疑者の男の父親で75歳の男性の遺体を浜名区内に遺棄した疑いがもたれています。 一方、容疑者の男の知人でフィリピン国籍の31歳の男は、被害男性のの死亡後に、男性の自宅を放火しようとしたとして逮捕されています。 事件は、親族が被害男性と連絡が取れないことを不審に思い警察に相談したところ、男性が行方不明になっていることが明らかに。その後、10月28日に浜松西警察署員が浜名区内で被害男性の遺体を発見。警察は11月18日までに、6人を逮捕しました。 被害男性の息子で27歳の容疑者の男は、被害男性のキャッシュカードを盗み不正に出金したとして9月に逮捕されていて、警察は、この窃盗事件が今回の死体遺棄事件に関連しているとみています。 亡くなった被害男性について近隣住民は…。 (近隣住民) 「普通だと思います。そんな騒がしくないあいさつ程度『おはようございます』程度。(近所トラブル)なかったと思います」 警察は、捜査に支障があるとして全員の認否を明らかにしていませんが、殺人の疑いも視野に捜査をしています。