他人になりすまし、生活保護費を不正に受給したとして、神奈川県警捜査2課と藤沢署は19日、詐欺の疑いで、藤沢市内の女(54)を再逮捕した。 同課によると、女は県内でアパートを借り、2022年から50代の女性にまた貸しをして、入手した女性の個人情報を使って生活保護費を申請していた。同じ時期に最大6自治体から不正受給を繰り返し、多い月で70万円以上を受け取っていたとみて調べる。一部は生活費として使用していたとみられる。 再逮捕容疑は、23年9月、横浜市神奈川福祉保健センターで、女性になりすまし、収入や預貯金があるのを隠して生活保護費の支給を申請し、同年10月~24年2月、現金計約96万円をだまし取った、としている。同課によると、女は黙秘している。