京都府南丹市美山町の和泉区自治会で、住民から集めた計約250万円の自治会費が使途不明になっていることが、25日までに分かった。京都府警南丹署は、不明金の一部を着服したとして、業務上横領の疑いで同日、同自治会の元役員の男(47)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、男は今年3月21日、当時会計役を務めていた同自治会の口座から会費約69万2千円を着服した疑いが持たれている。 捜査関係者や地元住民らの話では、和泉区自治会の役員の任期は1年で、男は昨年度、会計を担当していた。同自治会では計約250万円に上る会費の使途不明が判明し、今年7月業務上横領の疑いで刑事告訴していた。男は現在、南丹市から大阪市中央区に転居しているという。