8月、北海道釧路市で、男子高校生に暴行を加えけがをさせたとして、21歳の男が新たに逮捕されました。30人規模の「釧路」対「帯広」の乱闘による逮捕者は、これで8人目となりました。 傷害の疑いで逮捕されたのは、豊頃町に住む自称土木作業員の21歳の男です。 男は、8月17日午後10時半ごろ、共犯者と共謀のうえ、釧路市の施設敷地内で、釧路の17歳の男子高校生に対し、頭を蹴るなどの暴行を加えけがをさせた疑いが持たれています。 男子高校生は、頭部打撲などで全治17日です。 警察によりますと、この日、帯広のグループ20人ほどと釧路のグループ10人ほどでけんかをしていて、被害者の関係者からの通報を受けて警察が現場に駆けつけたところ、全員がその場から一斉に逃げたということです。 その後の捜査で、これまでに7人が逮捕されていますが、防犯カメラや共犯者の証言から、今回、21歳の男の逮捕に至り、これで逮捕者は8人目となります。 警察は、捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていませんが、男は帯広グループの一員とみられていて、帯広側の逮捕者はあわせて6人になりました。 警察は、ほかにも事件にかかわっている人物がいるとみて、引き続き捜査を続けています。