「ついに中国になってしまった」香港大規模火災でボランティア活動阻止に戦略コンサルタント私見

戦略コンサルタントの田中道昭氏が1日、月曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。香港で発生した高層住宅群の大規模火災をめぐり、政府が市民に対する取り締まりを強めていることにコメントした。 番組では、火災をめぐって当局の責任追及を求めた男性が逮捕されたことや、火災現場近くで物資を配布していたボランティアが香港警察に活動を阻止されたことなどを紹介した。 香港に駐在していた経験があるという田中氏は「残念ながら香港は年々中国化して、こういうニュースを拝見すると、ついには中国化というより中国になってしまったという感じが非常に残念」と話した。 またボランティアが阻まれたことについて「支援が善意かということよりも、人が集まることに統制活動がなされている」とし、「人が集まるところからデモとか批判につながって、それが連鎖することを非常に恐れている」と推察した。 さらに「市民と香港政府の間で全く信頼関係が欠落してしまっている。こういった統制活動をしてしまうと、ますます香港の国際的な信頼や信用を毀損してしまう」と懸念し、「いかに政府と市民の間の信頼関係を取り戻すか、いかに透明性を高めるかが香港政府にも中国政府にも大きく求められていると思う」と私見を述べた。

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