【12月01日 KOREA WAVE】ベトナム・ホーチミン市内でスーツケースに入った韓国人男性の遺体が発見された事件で、現地警察に逮捕された容疑者2人が、韓国・大邱市で活動していたMZ世代の組織暴力団組員であることが明らかになった。 韓国警察庁およびベトナム当局によると、11月23日にホーチミン市の住宅街で発見された遺体の身元は韓国人男性(31)であり、遺棄の容疑で逮捕された男2人(それぞれ25歳と24歳)はともに大邱で活動していた暴力団の構成員だった。2人は過去に犯罪組織構成罪などで実刑判決を受けた前歴がある。 2人は、ベトナムやカンボジアで海外の犯罪組織の資金洗浄に関与していたとされ、金銭トラブルや賭博問題をめぐって男性を暴行し、死亡させたとみられている。死亡した男性は、カンボジアなどを拠点に活動していたボイスフィッシング犯罪組織の「総責任者(総括役)」とされる人物だった。 事件が発覚したのは、11月23日午後4時ごろ。ホーチミン市のアパート近くで通行人と警備員が異臭を放つ青い大型スーツケースを発見して通報。多くの人が集まり始めると、2人はその場にスーツケースを放置してタクシーで逃走を図ったが、まもなく現地警察に逮捕された。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News