埼玉県三郷市議会は3日、市長らに対して繰り返し暴言を吐き、議会の品位を損ねたなどとして、無所属の関根和也市議(45)の除名処分を可決した。地方自治法に基づき、関根氏は失職した。不服があれば県知事に申し立てができる。関根氏は取材に「除名は言論弾圧であり、認めない」と話した。 関根氏は市職員らに暴言を吐いたとして、威力業務妨害容疑で11月、県警に書類送検されていた。 市議会事務局によると、関根氏は9月に議会から辞職勧告を受けたが、議員活動を続けていた。 関根氏は今月1日の議会中、市長が官製談合に関与していると主張した上で「逮捕を求める」などと発言した。