障害者就労支援施設でうその申請、男女3人が逮捕された1億円超の詐欺事件、58歳男性を不起訴 札幌地検

障害者の就労支援施設でうその申請をして、札幌市などから1億円以上をだまし取った疑いで男女3人が逮捕された事件で、申請手続きを指南したとされる会社役員の男性について、札幌地検は9日付で不起訴処分としました。 札幌市に住む会社役員の58歳の男性は、江別市の会社役員・湯原透被告や、札幌市の飲食店従業員・堀加奈被告と共謀し、2022年から就労継続支援B型事業者の要件を満たさず、またサービスを提供した事実もないのに、うその申請を札幌市や江別市、石狩市へ行い、合わせて1億1800万円をだまし取った疑いで逮捕されました。 申請手続きに詳しいこの男性が湯原被告を指南し、資格のない堀被告を就労支援施設の管理者として登録させたとみられていました。 札幌地検は9日付で、罪名を詐欺から詐欺ほう助に切り替えたうえで、不起訴処分としました。理由について「事案における関与の程度等を踏まえた」としています。

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