ロブ・ライナー夫妻死亡事件に「トランプ錯乱症」と米大統領が投稿 超党派で異例の反発

『恋人たちの予感』などで知られるのロブ・ライナー監督(78)と妻のミシェル・シンガー・ライナーさん(68)が14日、ロサンゼルス・ブレントウッドの自宅で遺体で発見され、後に息子ニック(32)が逮捕された事件をめぐり、ドナルド・トランプ米大統領が物議を醸す発言を行った。 生前「歴代の大統領の中で最も不適格者」とトランプ評していたライナー監督。今回の事件でトランプ氏は自身のSNSであるトゥルース・ソーシャルに、「かつて才能ある映画監督だったが、TRUMP DERANGEMENT SYNDROME(TDS/トランプ錯乱症)という治らない精神的疾患に苦しんでいた」と投稿。夫妻の死を「彼が他人に与えた怒りの結果」とし、「彼のトランプへの執着は狂気に達していた」と主張した。最後には「ロブとミシェルが安らかに眠れるように」と結んだが、内容は強い批判を呼んだ。 この発言に対し、共和党議員からも異例の反発が相次いだ。トーマス・マッシー下院議員は「残虐な事件の犠牲者に対する不適切で不敬な言葉だ」と批判。マージョリー・テイラー・グリーン議員も「これは家族の悲劇であり、政治や政治的敵対とは無関係」と指摘。引退を控えるドン・ベーコン議員は「下品で、冗談にすべきことではない」と非難した。事件そのものが衝撃を与える中、大統領の発言は遺族や社会にさらなる波紋を広げている。 (BANG Media International/よろず~ニュース)

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