「信号すべて青だった」逮捕の男が容疑を否認 足立の暴走事故、警視庁が現場で実況見分

東京都足立区の国道で盗難車が暴走し、14人が死傷した事故で、信号を無視して女性をはね、死亡させたなどとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)などの疑いで逮捕された横尾優祐容疑者(37)=同区六月=が、「信号はすべて青だった」と信号無視を否認していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、横尾容疑者はパトカーに追跡され、人をはねた認識はあるとした上で「冷静に運転できていた」とも話しているという。 警視庁は22日、西新井署に事故を起こした盗難車の同型車両を用意し、横尾容疑者を座席に座らせて目線の位置などを確認した。その後、事故発生現場となった国道4号などで実況見分を実施。盗難車がパトカーの追跡で逃走を開始した地点から、死亡したフィリピン国籍の会社員、テスタド・グラディス・グレイス・ロタキオさん(28)をはねた横断歩道付近まで、約400メートルの区間で車両や歩行者の位置などの状況を再現した。

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