フェネルバフチェ会長、薬物捜査の陽性反応を受け逮捕…クラブは声明を発表「司法制度を信頼しています」

イスタンブール検察庁は、フェネルバフチェ(トルコ1部)のサデッティン・サラン会長を拘留したことを発表した。25日、トルコメディア『Cumhuriyet』が報じている。 報道によると、サラン会長は今月20日、麻薬および覚醒剤の購入、所持、使用の容疑で起訴。当初は海外渡航禁止などの司法管理措置の下で釈放されていたが、検査の結果、毛髪のサンプルからコカインの陽性反応が検出されことを受けて、逮捕されるに至ったという。なお、尿、血液、爪の検体は陰性だったことが伝えられている。 イスタンブール検察庁は声明を出し、「継続した捜査中に得られた追加の証拠に基づき、麻薬供給、麻薬使用ほう助、麻薬使用の容疑で、イスタンブール地方憲兵司令部のチームが容疑者を拘束した」と発表した。 この件を受けて、フェネルバフチェは以下のように声明を出している。 「サデッティン・サラン会長は進行中の法的手続きの一環として、関係当局の指導と監督の下、自家用車でマスラク州憲兵隊司令部へ向かいました。手続きは当初から極めて冷静かつ文明的な形で進められています」 「会長は関係部門から必要な支援を受け、すべての状況で建設的かつ責任ある姿勢で取り組んでいます。現段階において、フェネルバフチェサポーターに対する我々からの最も重要な要請は、尊敬すべきトルコの司法制度を信頼し、冷静な姿勢を保つことです。私たちはこれらの情報を敬意を持って公表しました」 なお、同メディアによると、フェネルバフチェのサポーターはサラン会長への連帯を示すため、本拠地『チョバニ・スタジアム』に集まっている模様。また、フェネルバフチェの幹部らは、イスタンブール裁判所の前で、サリン会長に対する支持を表明しており、「取締役会一同、会長の意向を支持し、ファンの皆様とコミュニティに感謝しています。そしてトルコの司法も信じています。この問題が最善の方法で解決されることを願っている」と語っている。 トルコの人気クラブでもあるフェネルバフチェは、シュペル・リグ(トルコ1部)で首位ガラタサライに次ぐ、2位につけている。

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