元乃木坂タレント「“匂わせ”という言葉があって」アイドル時代のデマ被害告白

元乃木坂46のタレント松村沙友理(33)が、28日放送のTBS系報道特番「報道の日 2025」に生出演。フェイクニュースやデマについて私見を語った。 番組では、今年の話題の1つとして、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(58)が、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し1月に死亡した竹内英明元兵庫県議(当時50)に対する名誉毀損(きそん)の罪で、を逮捕・起訴されたことを取り上げた。また関連して、デマ拡散の歴史として、ナチスの宣伝大臣ゲッベルスが「ユダヤ人が世界の支配をもくろんでいる」という陰謀論をヒトラー総統の演説に引用したり、ラジオを独占的に政治利用した事案も紹介。一方で、英BBCがドイツへの放送で実際の戦況などの真実を伝え続け、ナチスのデマに対抗したことも伝えた。 司会の井上貴博アナウンサーは「ヒトラーの時はきっと、情報を限られたところしか発信できなくて、それをコントロールすることの難しさだったと思うんですけど、今は情報過多で、あふれた情報の中からそれを取捨選択する難しさがある」と指摘した。続けて意見を求められた松村は「私はアイドル時代にいろんなデマに悩まされたことがあって」と告白。「それこそ、アイドルの中ではよく“匂わせ”という言葉があって『誰々と誰々同じポーズをしていた、この2人は付き合っているんじゃないか』って。それが本当なのかデマなのか全く分からないけど、発信することによって、それを見る人が『本当だ』と信じる」と私見を述べた。 松村は「そういうのって、最初の発信力がすごい強くて、この話はウソです、という正しい情報を発信しても、それが意外と伝わりづらい」と率直な思いも明かし「怖いところだなと思うので、受け取る側がどういう風に、得た情報を本当なのかウソなのかというのを、確認する、までじゃなくても、全部を信じるようじゃない、受け取り手が重要なのかなと思います」と語った。井上アナも「1回広がると、もう止められないですよね」とうなずいた。

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