南米スリナムで連続刺殺事件 子ども5人を含む9人が死亡

パラマリボ、スリナム、12月29日 (AP) ー 南米北東部スリナムの首都パラマリボ郊外で28日、刃物による襲撃事件が発生し、少なくとも子ども5人を含む9人が死亡した。 警察当局によると、犠牲者には襲撃者の子ども4人と、助けに駆けつけた近隣住民が含まれる。近隣住民の子ども1人も死亡した。地元メディアは犠牲者が複数の住宅で発見されたと報じた。 事件現場はパラマリボの東約25キロにあるコミウェネ地区のリシュリューで、近隣住民によると、43歳の容疑者が別居中の妻と電話で口論した後に襲撃が始まったという。 容疑者の妻が「子供たちを迎えに行かず、代わりの者をやる」と伝えると、容疑者はナイフで子どもらを襲撃し、さらに近隣住民の自宅にも押し入ったという。 スリナム警察は28日の声明で、容疑者が現場に到着した警察官を襲撃しようとし、逮捕中に負傷したと発表した。容疑者は現在病院で治療中である。 警察によれば、6人目の子どもと別の成人が重傷を負い、パラマリボの病院で治療を受けている。 旧オランダ植民地であるスリナムは南米最小の独立国で、人口は約60万人。従来、同地域で最も低い殺人率を維持してきたが、024年には殺人率が急上昇し、住民10万人あたり30件の殺人事件が発生した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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