マカオ司法警察局は1月13日、中国人(中国本土居民)の男3人が動画共有サイトを使って「カジノ賭博術に長けている」などと騙り代理ベットサービスを告知し、依頼者1人がマカオのカジノ施設で男らに預けたゲーミング(カジノ)チップの中から少なくとも5万香港ドル(日本円換算:約95万円)を盗まれる被害に遭ったと発表。 同局によれば、被害に遭った依頼者は昨年(2025年)5月、中国本土で動画共有サイトでカジノ賭博術を教える内容の動画を視聴した際、出演者がカジノ賭博術に長け、代理ベットの協力ができると話していたことから連絡を取り、同年7月に初めてマカオ入りし、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノ施設で合流し、相手方の3人に額面50万香港ドル(日本円換算:約1000万円)分のゲーミング(カジノ)チップを預けたとのこと。 その後、4人でゲームに興じる中、相手方がテーブル上に置いたチップを盗んでいることに気づいたものの、その時点では勝っていたことから相手を制止しなかったが、しばらくしてこれを振り返った際、憤りを感じるようになり、同年8月に司法警察局へ20万香港ドル(約400万円)の被害に遭ったと通報するに至ったという。 通報を受けた同局が捜査を進めたところ、相手方の3人は依頼者の動きを見張る、注意を逸らす、チップを盗むといった役割分担が明確で、少なくとも7回にわたって5万香港ドル(約100万円)分のチップを盗んでいたことが明らかになり、同時に3人の身元を特定。すでに3人はマカオを離れていたが、うち1人が1月12日に中国本土からマカオ入りしたことから、關閘イミグレーション施設内で逮捕に成功。男は同局の調べに対し、報酬を得て協力したと犯行を認める供述をしているといい、同局では捜査で得られた情報を総合し、この男を加重加重窃盗罪で検察院送致するとともに、他に関与した人物及び盗んだゲーミングチップの行方を追っているとした。 マカオでは、しばしば同様の手口による窃盗や詐欺事件が報告されている。