「支援の手が向かう」というトランプ大統領が急変…イランでデモに参加した家長が死亡

イラン反政府デモが小康局面に入り、トランプ米大統領の介入を期待していたイラン市民の間に失望と背信感が広まっている。 18日(現地時間)の英ガーディアンなど海外メディアによると、政府の強硬鎮圧の中でもトランプ大統領の支援を期待しながらデモに参加したイランの住民はトランプ大統領が突然態度を変えたことで挫折感を隠せずにいるという。 これに先立ちトランプ大統領はイラン反政府デモ隊に向けて米国の支援を示唆しながら行動を促したが、実際の措置にはつながらずデモ隊の期待は崩れたという評価だ。 ◆「デモを続けるべき」…期待を高めたトランプ大統領の発言 トランプ大統領は13日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に「イランの愛国者よ、デモを継続して皆さんの(政府)機関を占領するべきだ」とし「支援の手が向かっている」と投稿した。 この発言後、イラン内のデモはさらに強まったが、トランプ大統領は翌日、イランに対する軍事介入を保留するという趣旨の立場を示した。 トランプ大統領はホワイトハウスで記者らに対し「イランで殺人が中断されたという話を聞いた」とし「米国とイランの緊張は依然として高いが、現在のところ大規模な処刑計画はないと信じる」と話した。 ◆約束を信じてデモに参加、死亡した家長 こうした状況の中、12歳の息子がいるシアバシ・シルジャドさん(38)はトランプ大統領の発言を信じてデモに参加したものの当局の銃撃で死亡したと、ガーディアンは伝えた。 家族は危険だと言いながら引き止めたが、シルジャドさんは「トランプ大統領が我々を助けると言った」として家を出たという。以前にも何度かデモがあったが、米国大統領が公開的にデモ隊を支持したのは初めてだったからだ。 ◆海外イラン人「頬を殴られた気分」 海外に居住するイラン人の間でも、トランプ大統領の態度の変化に対する反発が強まっている。突然の立場の旋回が結果的にイラン政権に力を与える形になったという認識のためだ。 オーストラリアのシドニーに住むイラン人は「海外居住のイラン人として今回の件はあたかも頬を殴られた気分」とし「以前にも失望したことがあったが、今度は違うと期待していた」と話した。 続いて「トランプ大統領がイラン政権に救命ロープを渡せば、これは平凡なイラン人にとって深刻な裏切りになる」とし「すべての希望が消える瞬間」と吐露した。 数日前までも数万人が集まっていたテヘランの街は現在市民の姿はほとんど見えず、黒い制服を着た鎮圧警察が配置されていると、海外メディアは伝えた。店は開いているが客は少なく、インターネット遮断が続いて住民の日常生活に大きな不便が生じている。 ◆「トランプ大統領の関心が遠のけば死刑が始まる」 テヘラン郊外では散発的なデモが続いているが、通信が遮断されて正確な規模を把握するのが難しい状況だ。テヘランのある住民は「大規模な逮捕が進行している」とし「トランプ大統領の関心が他のところに向かう瞬間、死刑執行が始まるだろう」と憂慮した。

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