広島羽月隆太郎容疑者(25)逮捕から一夜明け、マツダスタジアムは朝から慌ただしかった。前日27日、羽月容疑者が指定薬物エトミデートを摂取したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたことが明らかとなった。早朝から駆け付けた報道陣に対し、まずは松田球団オーナーがファンに向けて謝罪した。 松田オーナー ファンの方々に大変申し訳ない。何より、あの小さな体でプレーしている姿を見て、勇気づけられた子どもたちに申し訳ない。 球団にとっては青天のへきれきだった。県警によると昨年12月16日に羽月容疑者を任意同行して尿検査し、陽性反応が出たという。だが、鈴木球団本部長は「知りませんでした」と本人からの報告も相談もなかったことを明かした。朝9時に球団幹部による話し合いが設けられ、10時には謝罪文がリリースされた。さらに現地にいない新井監督、大野練習場で自主トレをしていた島内選手会長のコメントが発信された。 新井監督は「当球団の選手が逮捕される事態となり、監督として大変重く受け止めております。事実関係につきましては現在捜査中であり、詳細なコメントは差し控えさせていただきますが、チームの一員として自覚を欠いた行動であり、非常に残念な気持ちです」と謝罪の言葉を並べた。 鈴木球団本部長は球団を代表して頭を下げた。羽月容疑者について「本人は否定しているかどうか分かりませんが、逮捕されたという事実があるので、野球活動は停止ということにしたいと思います」と話した。関連グッズの販売もすべて停止。契約については「今後のことを見守っていかないと。選手会とも話しをしながらになります」と話すにとどめた。全容を把握できていない中、一日中対応に追われた球団は予防啓発を強化しながら、引き続き捜査の進展を見守っていくことになる。 ■島内選手会長 「このたび、チームメートが野球以外の部分で世間を騒がせることとなってしまい、選手を代表する立場として、非常に残念です。 関係者の皆さま、そして日頃より応援してくださっているファンの皆さまには、ご心配をおかけし、心よりおわび申し上げます。 実際の事実関係については現時点で把握できていない部分も多く、捜査状況等を注視してまいりますが、いずれにせよ、改めて選手1人1人が、プロ野球選手であるという自覚を強く持たなければいけないと感じています。 チーム全体でこの事態を重く受け止め、ファンの皆さまにプロとしての自覚と責任を示せるよう取り組んでまいります」