米ミネソタ州のICE捜査官に新指針、「扇動者」と接触禁止に

米ミネソタ州で活動している移民・税関捜査局(ICE)の捜査官は28日、トランプ大統領の移民取り締まりを実施する際、「扇動者」と関わらないよう指示された。ロイターが確認した内部指針で分かった。 ミネソタ州では今月、米国市民2人がICE捜査官に射殺され、トランプ氏は同州の状況について、緊張緩和を目指すとしていた。 トランプ氏はFOXニュースのインタビューで「われわれは少し、緊張を緩和するつもりだ。ただ言っておく、数字を見れば、同州はここ数年で最も良い状態だ」と発言した。 この新たな指針は同州ミネアポリスで抗議活動中の米国市民が射殺される事件を受けて、執行活動がどのように変わるかについて、これまでで最も詳細に示したものとなる。ICEの職員は刑事告発や有罪判決を受けた移民のみを対象とするよう指示されている。 各地で反発を招いた広範な摘発作戦とは、一線を画すこととなる。また捜査官には拡声器が与えられ、逮捕に至る全段階を口頭で伝える必要がある。 ただ、どのような行為が指示を出すきっかけになるのか、市民が指示に従わなかった場合の対応については、説明されていない。 政権の国境問題責任者トム・ホーマン氏が、ミネソタでの取り締まり責任者に就任。ロイターはこれに先立ち、民主党などから批判を受けていた国境警備隊のグレゴリー・ボビーノ氏がまもなく退職する見通しだと報じていた。 ミネソタ州での作戦は今後、ICEに引き継がれ、国境警備隊は支援に回る。 ホワイトハウス当局者はロイターに対し、ミネソタ作戦に関する協議は継続中で「正式な発表があるまで、いかなる指針も最終版とみなすべきではない」と述べた。

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