カンボジアから日本に電話をかけ、警察官などを装って金をだまし取る「かけ子」だったとして、現地当局に拘束され、先月、日本に移送された男女13人が警視庁に再逮捕されました。 詐欺未遂の疑いで再逮捕されたのは、去年11月上旬、カンボジアの特殊詐欺拠点で当局から拘束され、先月、日本に移送された20歳から63歳までの男女13人です。 警視庁によりますと、13人は去年10月から11月にかけて、カンボジアから大阪市の50代男性に対して、警察官を装って電話をかけました。 そして「詐欺の主犯格の家からあなたの名義の通帳が出てきて逮捕状が出ている」などとうそを言って、現金150万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 13人はカンボジアの南東部バベットにある、4階建ての高級住宅に拠点を置いていた「かけ子グループ」で、捜査関係者によりますと、それぞれ少なくとも月に4000ドルの報酬が約束されていたということです。 このグループによる特殊詐欺の被害はあわせておよそ7200万円にのぼるとみられています。 カンボジアの拠点については、台湾出身の人物が統括していて、拠点の外に出る際は原則、許可が必要だったといいます。 警視庁は、拠点から押収されたスマートフォンやタブレットなどおよそ350点を解析するなどして、実態解明を進めています。