〈“ペドフィリア島”で大勢の少女が被害に、首謀した資産家は死亡…トランプ大統領を窮地に追い込む“エプスタイン事件”のゆくえ〉 から続く 欧米の政財界の有力者を巻き込み、世界に衝撃を与えた性的スキャンダル「エプスタイン事件」。1月30日、この事件にまつわる資料、通称「エプスタイン・ファイル」の一部が新たに公開された。 資産家のジェフリー・エプスタイン元被告(2019年に逮捕・起訴され、同年66歳で死亡)が、未成年の少女達に金銭を払い、性行為の相手をさせていたとして、児童買春で起訴されたこの事件。一体何があったのか? 公開された資料には何が書かれていたのか。在米ライターの堂本かおる氏が寄稿した。(全4回の1回目/ 続き を読む) ◇◇◇ 2026年1月30日、米国司法省は「エプスタイン・ファイル」の中から300万点以上の資料を公開した。ジェフリー・エプスタインと、エプスタインを取り巻く者たちが交わしたメールやテキストメッセージ、銀行や電信送金の記録などを含む文書300万ページ、画像18万枚、動画2000本が、司法省のウェブサイトに設けられた専用ページ 「エプスタイン・ライブラリー」 にアップされており、18歳以上であれば誰でも閲覧できる。 これまでも少量のファイルが小出しに公開され、エプスタインと「顧客」たちによる、少女たちへの性的虐待が大きく取りざたされてきた。すでに成人女性となっている元少女たちは自らを「サバイバー(生き残った者)」と呼び、今も正義を求めて声を上げ続けている。しかし、今回のファイルが大量に公開されたことにより別の大きな問題が浮上し、アメリカのみならずヨーロッパをも震撼させている。