脱獄中に7歳女児を誘拐し殺害した男、30年後に身元判明 米ケンタッキー州

(CNN) 米当局はこのほど、約30年前に当時7歳のモーガン・バイオリちゃんを誘拐し、絞殺した人物が判明したと発表した。 検察によるとロバート・スコット・フロバーグ容疑者は、刑務所から脱獄中だった1996年7月にバイオリちゃんを連れ去ったことを認めている。同容疑者はケンタッキー州ボーリンググリーンのアパート付近でバイオリちゃんを誘拐し、栗色のバンに乗せて別の町まで連れ去り、ハンカチで絞殺した後、遺体を遺棄。その後、再び逮捕されたという。 捜査官らはフロバーグ容疑者を全く疑っていなかったが、最近になってバンから採取された毛髪の再検査で真相が判明したと検察は説明する。フロバーグ容疑者は今後、終身刑か死刑のいずれかの判決を受ける可能性がある。 カイル・バンガーナー連邦検事は2月27日の声明で 「連邦捜査局(FBI)とボーリンググリーン警察の捜査官たちは、モーガンちゃんに正義をもたらすためにたゆまぬ努力を続けてきた。最新の技術を駆使し、古い証拠を再検証し、真実の探求を決して諦めなかった」と述べた。 ごく最近になって捜査官たちは現場で発見した毛髪を、DNA鑑定結果を収録した全国的なデータベース(CODIS)に入力し、フロバーグ容疑者と照合した。CODISには地方、州、連邦の捜査で得られたDNAが保管されている。 この照合結果とフロバーグ容疑者の交友関係をつなぎ合わせ、FBIと地元警察は容疑者の身元特定に成功した。 検察によるとバイオリちゃんが行方不明になった年、フロバーグ容疑者は武装強盗の罪に問われアラバマ州で長期の服役中だった。しかし作業班から逃走し、車でペンシルベニア州まで移動。容疑者が遊び場にいるのを見つけた子どもが親に知らせたことで再び拘束されたが、またすぐに逃走したという。 その後車を盗み、収監中に知り合った男性看護師の家に滞在するためアラバマ州へ向かった。裁判所文書に記載されている24日の尋問の中で、現在60代のフロバーグ容疑者は捜査官にそう供述した。裁判所文書によると、同容疑者はマリフアナを買うためにケンタッキー州に立ち寄り、その際駐車場でバイオリちゃんともう1人の子どもが遊んでいるのを目撃した。 フロバーグ容疑者は捜査官に対し、「叫び声を上げて」「パニックに陥っていた」バイオリちゃんをつかみ、一緒に父親に会いに行くと告げて落ち着かせようとしたと供述している。捜査官によるとフロバーグ容疑者は、バイオリちゃんの口を手で覆い、盗んだ栗色のバンの中で絞殺したことを認めている。遺体は森の中に遺棄したという。 フロバーグ容疑者はバンを清掃し、トラック停車場に放置していた。後に当局がバンを発見。証拠品として捜索し、最終的に容疑者の毛髪を見つけていた。 バンガーナー連邦検事は27日の記者会見で、連れ去られる際にバイオリちゃんが容疑者に抵抗したことを示唆。「彼女は叫び、抵抗した。相手と闘っていた」と述べた。会見にはバイオリちゃんの両親も出席していたと報じられている。 フロバーグ容疑者は1996年8月に再逮捕され、それ以来服役している。

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