2024年、高知市の繁華街で発生した強盗致傷事件。被告の1人は無罪を、1人は強盗目的はなかったと一部否認していました。事件から1年と4カ月余りの2026年3月4日、高知地裁は2人の主張を退け執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 2024年10月の深夜1時頃、高知市帯屋町で発生した強盗致傷事件。逃走する犯人2人を追いかけ逮捕に貢献した男性がいます。高知市の栗林真也さんと田所大治郎さんです。 栗林真也さん: 「2人で1人を一方的に暴行していた。被害者が横たわっているところに顔に蹴りをした」 Q被害者の様子は 「結構ぐったりした感じ」 この事件でいずれも香川県高松市の会社員・寺内浩輝被告(31)と佐々木夢翔被告(28)が強盗致傷の罪で起訴されました。2人は面識のない40代の男性に殴る蹴るなど暴行し、17万円が入った財布とネックレスを強奪。男性に眼窩底骨折などの重傷を負わせた罪に問われていました。 主な争点は被害者や目撃者の証言の信用性でした。これまでの裁判で佐々木被告は「強盗も暴行もしていない」と無罪を主張。寺内被告は「強盗の目的はなく傷害罪と窃盗罪に留まる」と一部否認していました。これに対し、検察は「2人とも強盗目的で暴行に及んだ」とし真っ向から反論していました。 2026年3月4日の判決で稲田康史裁判長は、強盗目的を否認していた寺内被告について「わずか4分で暴行し財布やネックレスを奪った。当初から強盗の意図があったと強く推認される」さらに「200万円を超える借金があった」とも指摘し、強盗致傷を認定しました。その一方で「100万円の示談金を支払い雇用主が監督を誓約している」として懲役3年・執行猶予5年を言い渡しました。 無罪を主張していた佐々木被告については「被害者の背中を1回蹴ったという目撃者の証言は十分に信用できる」一方で「強盗の意図をもって暴行を加えたとは認められない」として傷害罪を認定。佐々木被告に懲役8カ月・執行猶予3年を言い渡しました。佐々木被告の弁護人は控訴するとしています。