韓国大統領が言及した“麻薬王”…フィリピン服役中も韓国へ麻薬流通か

【03月08日 KOREA WAVE】フィリピンの刑務所に収監されながら韓国に麻薬を流通させたとされる「麻薬王」パク・ワンヨル服役囚が、再び注目を集めている。 韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は4日、フィリピン・マニラで開かれた在外韓国人との懇談会で、パク・ワンヨル服役囚に言及した。 イ・ジェミョン大統領は「韓国人3人を殺害し、フィリピンの刑務所に収監されている人物が、テレグラムを使って韓国に麻薬を送っている」と述べ、「刑務所に恋人を呼んで過ごしているという話まである」と指摘した。 さらに、フィリピンのマルコス大統領に対し、パク・ワンヨル服役囚の韓国への一時的な身柄引き渡しを要請したことも明らかにした。 パク・ワンヨル服役囚は、いわゆる「東南アジア3大麻薬王」の1人とされる人物だ。オンラインではテレグラムのニックネーム「全世界」を使い、麻薬流通に関わっていたとされる。 2016年10月には、フィリピンで韓国人3人が殺害された「サトウキビ畑殺人事件」の容疑者として名指しされた。2度の脱獄の末、2020年に再び逮捕され、その後、フィリピンで懲役60年を言い渡されて服役している。 捜査当局によると、パク・ワンヨル服役囚は収監中にも約300億ウォン(約32億4000万円)規模の麻薬を韓国に供給していたとされる。韓国内の麻薬組織トップとされる人物も、彼から麻薬を受け取っていたと伝えられている。 また、配信サービス「Casino」に登場するキャラクター「チャーリー」の実在モデルとしても知られている。 刑務所でのインタビューでは、「私が口を開けば韓国はひっくり返る」「検事の中にも服を脱ぐ人が多いだろう」などと発言し、物議を醸した。 捜査関係者によると、パク・ワンヨル服役囚が収監されている刑務所は、事実上“犯罪者の村”のような場所だという。テレビ視聴や運動だけでなく、恋人との面会も比較的自由にできる環境とされる。 韓国とフィリピンは犯罪人引き渡し条約を結んでいるが、原則として現地での刑期をすべて終えた後でなければ送還は難しい。ただし、両国が合意すれば「臨時引き渡し」の形で韓国に移送し、裁判を受けさせることも可能だ。 韓国法務省は2018年にも一度、パク・ワンヨル服役囚の引き渡しを要請したが、当時フィリピン政府はこれを保留している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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