映画監督ロブ・ライナー夫妻を殺害した容疑で公判を待つ息子、ニック・ライナー被告(32)に対し、これまでに面会に訪れたのは弁護士のキンバリー・グリーン氏のみであることが報じられた。 ニック被告は、父ロブ・ライナーさんと母ミシェル・ライナーさんを殺害した罪について無罪を主張。現在は保釈なしで、ロサンゼルスのツイン・タワーズ矯正施設に拘留されている。 デイリー・メール紙によると、逮捕後、刑務所内のニック被告を訪ねたのはグリーン弁護士ただ一人だという。グリーン氏は、1月の公判直前に辞任したアラン・ジャクソン前弁護士から事件を引き継いだ人物で、2月23日に行われた罪状認否の法廷でもニック被告の傍らに立ち、本人が2件の第一級殺人罪について正式に無罪を主張するのを見守っていた。 ニック被告は現在、刑務所内で厳重な監視下に置かれている。 元ロサンゼルス郡保安官のアレックス・ビジャヌエバ氏は、このような注目度の高い事件の受刑者は、通常他の受刑者から隔離されると説明している。同氏はデイリー・メール紙に対し、「他の受刑者からの危害を防ぐため、『行政隔離措置』という特別な隔離が行われる」と語った。 また、ビジャヌエバ氏は、ニック被告が直近の出廷時に着用していた服装から、彼が「自殺防止」を目的とした極めて厳重な監視下にあることを指摘している。 「精神観察棟に収容されている可能性が高い。そこでは最低でも15分おき、24時間体制で強制的な点検が行われる。他者だけでなく、自分自身を傷つける恐れがあるため、常に単独で拘禁されなければならないのだ」 ニック被告が収容されているツイン・タワーズ矯正施設は、過去にパリス・ヒルトンやハーヴェイ・ワインスタイン、ロバート・ダウニー・Jrら著名人が収容された場所でもあるが、その環境は劣悪だという。 ビバリーヒルズの弁護士アダム・マイケル・サックス氏は、ページ・シックス紙に対し、同施設を「不潔極まりない場所」と評し、かつての依頼人たちが「一刻も早く出られるよう、泣きながら保釈を懇願してきた」と明かした。 先週行われた初公判に、ニック被告は茶色の囚人服に足枷をつけた姿で出廷、アクリル板越しに弁護士と短く言葉を交わしていた。 事件が起きたのは2025年12月で、映画監督のロブ・ライナー(当時78歳)と写真家のミシェル・ライナー(当時70歳)が自宅で刺殺体となって発見され、その後ニックが逮捕された。検視の結果、死因は「複数の鋭利な外傷」による殺人事件と断定されている。 ニックは以前から薬物依存症に苦しみ、リハビリ施設への入退所を繰り返していたほか、統合失調症の診断も受けていたという。 なお、ニックの兄ジェイク・ライナー(34)と妹ロミー・ライナー(28)は、これまでの公判に一度も姿を見せていない。次回の出廷日は現時点で未定となっている。 (BANG Media International/よろず~ニュース)