東京・上野で現金4億円あまりが奪われ、男7人が逮捕された事件で、実行役らが現金が持ち出される情報を事前に得て、犯行の1時間前には現場周辺にいたことがわかりました。 この事件は今年1月、台東区の路上で現金およそ4億2300万円を奪い、男性(43)に催涙スプレーをかけたとして、「指示役」とみられる指定暴力団・山口組弘道会系の組幹部、狩野仁琉容疑者(21)ら男7人が警視庁に逮捕されたものです。 その後の取材で、犯行の1時間前に狩野容疑者らが犯行車両で周囲を行き来する様子が防犯カメラに映っていたことがわかりました。事前に現金が持ち出される情報を得て、犯行の機会を狙っていたとみられます。 また、いずれも実行役の住吉会傘下組織の幹部・伊藤雄飛容疑者の関係先からは現金およそ1000万円、村田亜怜容疑者の交際相手の自宅からは現金およそ200万円が押収されたこともわかりました。 捜査関係者は「最近の傾向として、金になるのであれば異なる暴力団の組員同士でも協力する」としていて、警視庁は実態解明を進めています。