拘置所に収容中の男性に公判での証言を変えるよう求めたとして、東京地検は17日、松本和英弁護士(78)と渡辺覚受刑者(53)を証人等威迫の罪で起訴し、発表した。2人の認否は明らかにしていない。 発表によると、松本弁護士は渡辺受刑者の弁護人を務める一方、別事件に関与した男性の弁護人でもあった。渡辺受刑者の東京拘置所での同室に、男性の共犯者が収容されていた。 ■「関係ないって言ってくれ」 起訴内容によると、松本弁護士と渡辺受刑者は共謀して2024年10月、この共犯者に対し「(男性は)怒っている」「(法廷で)証言を変えてくれ。関係ないって言ってくれ」などと求めたとされる。 東京地検は今年1月に渡辺受刑者を同容疑で逮捕し、2月に処分保留で釈放。松本弁護士については事務所などを家宅捜索し、在宅のまま調べていた。 東京地検の古賀由紀子・公判部長は、「刑事司法の適正を害する証人等威迫罪には厳正に対処していく」とコメントした。