中国大使館が抗議声明 自衛官侵入で「日本国内において極右思想と勢力が一層猖獗している」

駐日中国大使館(東京・港区)は26日までに、24日に発生した陸上自衛隊員による敷地内への侵入事件について、抗議する声明を公開した。 中国大使館は「中国大使館、不法侵入事件で日本に強く抗議」と題した声明を公開。「3月24日午前、自衛隊員を自称する人物が塀を乗り越えて中国駐日本大使館に強行侵入し、いわゆる『神がみに代わって』と称して中国の外交官を殺害すると脅迫した」と主張した。また「当該事件は『ウィーン外交関係条約』に著しく違反し、中国駐日本大使館の人員および施設の安全を深刻に脅かすものであり、その性質と影響は極めて悪質である。この事態は、日本国内において極右思想と勢力が一層猖獗している現状、ならびに自衛隊の拡張と管理不備という危険な実態を露呈している。国際社会は厳重な警戒を払うべきである」とした。猖獗(しょうけつ)は、病気や不正などの悪い物事がはびこり、勢いを増す様子を意味している。 また「中国駐日本大使館はすでに日本外務省に対し厳正な申し入れと強い抗議を行い、日本側に対し、直ちに事件の徹底的な調査を実施し、関係者を厳正に処分し、中国側に対して責任ある説明を行うよう求めている」と説明。「同時に、駐日本大使館・総領事館の人員および施設、ならびに在日中国公民の安全を確実に保障し、同様の事件の再発を断固として防止するよう強く求めている」と報告した。 事件は24日午前9時ごろ発生。在日中国大使館の敷地内に男が侵入し、大使館関係者が男を確保し、警視庁が建造物侵入の疑いで逮捕した。警視庁によると、男は陸上自衛隊で、宮﨑・えびの駐屯地に所属する3等陸尉の村田晃大容疑者(23)。「大使に意見を伝えようとした。聞き入れられなかったら自決して驚かせようと思った」と供述していることが伝えられている。

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