トランプ大統領「イランの次はキューバ」…政権転換を促すための脅し

イラン戦争の停戦交渉が推進される中、米国のドナルド・トランプ大統領が「次はキューバだ」と警告した。米国の対外軍事介入がトランプ自身の政治的基盤を揺るがしているという懸念を一蹴しつつ発せられたものだ。 トランプ大統領は、サウジアラビアの後援でフロリダ州マイアミで開催された「未来投資イニシアチブ(FII)カンファレンス」に出席し、自身の「MAGA(米国を再び偉大に)」支持層は「力と勝利、成功を求めている」と述べつつ、1月にベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の逮捕作戦が成功したことを語る中でキューバに言及。「私がこの偉大な軍を作った。絶対に使うことはないだろうと言ったが、時には使わなければならないこともある」として、「キューバこそまさにその次だ」と述べた。トランプ大統領はキューバに対してどのような措置を取るかは具体的に明かさず、「この発言は聞かなかったことにしてくれ、どうか、記者のみなさん」と述べてから、聴衆に笑いが起きると「次はキューバだ」と繰り返した。 同盟国ベネズエラから石油を供給されていたキューバは、今年初めに米国の封鎖によりベネズエラ産石油の輸入が止まり、エネルギー危機と経済危機の深刻化に苦しんでいる。トランプ政権は第2期発足後、中南米を含む西半球全体に対する米国の覇権の確保を目指す「ドンロー・ドクトリン」を推進し、中南米の左派政権国への制裁を強化するとともに、政権転換と経済開放を迫ってきた。以前もトランプ大統領は「私はキューバを接収する栄光を享受するだろう。解放するなり領有するなり、何でもできる」(16日)、「我々はキューバを『友好的に買収』することもできる」(27日)と述べている。今回のように軍事力を誇示している中でのキューバへの言及は、ベネズエラやイランのようになりたくなければ政権転換を急げという脅しだとみられる。 一方、この日の演説でトランプ大統領は、ホルムズ海峡とは呼ばず、「イランは『トランプ海峡』を開放するべきだ」と述べてから「冗談だ」と言い、話題となった。 チョン・ユギョン記者 (お問い合わせ [email protected] )

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