“通学かばん”と“靴”なぜ安達容疑者の行動範囲に?専門家「警察の動きで不安になると行動に移す癖」と可能性を指摘【京都小学生行方不明】

京都・南丹市の事件経緯が徐々に明らかになる中で、遺体発見までの詳細も分かってきました。 ここからは、元埼玉県警捜査1課の佐々木成三氏とお伝えします。 今週に入って、事件が大きく動きました。 捜査の進展には、警察によるスマートフォンやドライブレコーダーの位置情報の履歴などの解析があったことが新たに分かりました。 結希さんの捜索活動に変化があったのは、捜索開始から約3週間がたった今週です。 4月12日には、小学校から約6km離れた山中に多くの警察官が集まって捜索活動を行った結果、結希さんのものとみられる靴が発見されました。 さらにその翌日には、小学校から約2km離れた山林で結希さんの遺体も発見されました。 ――スマートフォンの解析でどこまでエリアを絞り込むことができる? 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏: これがGPSのデータなのか、どのような位置情報なのか分かりません。そのあと、警察は容疑者のスマートフォンやドライブレコーダー、車での立ち回り先の重点的な捜索を行いました。結果、靴が見つかった、ご遺体が見つかったということは、やはり安達容疑者の関与の疑いが強くなった中で、逮捕状の請求の1つの資料になったということですね。 ――犯行の時間帯、どの時間帯に何をしていたかというところまで明らかになる? 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏: スマートフォンというのは、この時間帯何を検索したのか、どの位置を検索していたのかなどいろんな情報が含まれています。こういった情報も、犯罪の状況証拠にはなり得ると思います。これは細かく緻密なデータ解析が必要だったと思います。 ――スマートフォンの解析はどれくらいの時間でできる? 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏: まずスマートフォンの現物が押収されているのかされていないかで大きく変わりますが、今、どこの都道府県警もスマートフォンの解析がかなり重要度を増しています。そのために、スマートフォンの解析機というのはかなり高度な情報を押収できる、削除したものも復元できるスマートフォンの解析機がありますので、こういったものを使った解析をしたのだと思っています。 地図を改めて確認してみると、見つかった通学かばんの場所、そして靴の場所、今まではバラバラに見つかったという印象だったんですが、自宅から1本道が通っているこの通り沿いにかばんも靴もあったということが改めて分かりました。 そして、この道の先には安達容疑者の職場があることも分かりました。 ――ドライブレコーダーの解析は遺体、靴の発見にどうつながった? 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏: かなり重要度があったと思います。これまでは結希さんが歩いていたとしたら、この点が線にならなかった。ただ、安達容疑者の行動範囲であれば、これは大きな線になっているんだと思いますね。容疑者の行動範囲、ドライブレコーダーの解析やスマートフォンの位置情報、あらゆる情報の解析(デジタル・フォレンジック)も、かなり警察も緻密にやっていたということだと思います。 ――もし靴やかばんを安達容疑者が置いたとしたら、捜査をかく乱する狙いはあった? 元埼玉県警捜査1課・佐々木成三氏: 可能性はあったと思います。容疑者は何かしらの警察のアクションにおいて、自分が不安になってしまうと行動に移してしまう癖があるんじゃないかなと思うんですね。警察の捜査に自分が及んでしまった、ばれないようにしないといけない。そのために通学用のリュックを遺棄した。ご遺体の遺棄を複数回分けているのも、そういった理由があるんじゃないかと感じました。

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