東京・赤坂にあるIT関連会社から身元不明の男性の遺体を運び出したとして、警視庁捜査1課は17日、「Linuxジャパン」社長の水口克也容疑者(49)=東京都港区西麻布1=を死体遺棄容疑で逮捕した。容疑を否認している。この会社では2025年9月末から50代の男性役員が行方不明になっており、警視庁は、遺体はこの役員の可能性があるとみて、死亡の経緯についても調べている。 警視庁や捜査関係者によると、遺体は発見されていない。ただ、会社事務所内から役員の血痕が複数見つかった。また、行方不明になった直後の25年10月に水口容疑者がレンタカーを借りていたことも判明したという。警視庁は水口容疑者に任意で何度か事情を聴いたが、関与を否定していた。 逮捕容疑は25年10月5~6日ごろ、港区赤坂4の事務所にあった男性の遺体を運び出して、どこかに遺棄したとしている。 役員については、25年10月10日に知人女性から「連絡が取れない」と麻布署に相談があった。9月28日昼に港区六本木7の自宅から出かける様子が防犯カメラに映っており、それを最後に行方が分からなくなった。自宅には2000万円以上の現金が残され、荒らされた形跡もなかったという。 26年2月に知人女性から再び相談があり、警視庁は事件に巻き込まれた可能性が高いとみて本格的に調べていた。【朝比奈由佳、松本ゆう雅、林帆南】