元埼玉県警科学捜査研究所の雨宮正欣・法科学研究センター所長が19日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に出演。京都男児遺棄事件の今度の捜査のポイントについてコメントした。 京都府南丹市で行方不明だった当時小学5年生の安達結希さん(11)の遺体を遺棄した疑いで、父親の会社員・安達優季容疑者(37)が逮捕された。 同容疑者の逮捕容疑は、3月23日朝ごろから4月13日午後4時45分ごろまでの間、結希さんの遺体を南丹市内に隠した後、発見現場となった同市園部町の山林に遺棄した疑い。「私のやったことに間違いありません」と容疑を認め、捜査関係者によると、任意聴取の段階で「首を絞めて殺した」という趣旨の供述もしていたことが分かった。 市内の公衆トイレ付近に遺体が一時的に遺棄された可能性があることや、容疑者の車のドライブレコーダー映像が一部欠落していたことも判明。発覚を免れるため遺体を移動させ、足取りを隠す目的があったとみて慎重に調べている。 行方不明判明以降、府警は容疑者のスマートフォンの位置情報などを基に市内を捜索。今月12日、山中付近で結希さんの物と特徴の似たスニーカーを発見し、13日に別の場所で遺体を見つけた。 雨宮氏は、今後の捜査のポイントについて「容疑者の黒い自家用車からいろいろ分かるのでは」と言い、「今回、靴であったり衣服であったりご遺体であったりを遺棄するというのは、まず車を使ったということがほぼ必要だということ」と指摘。 そして、「その時に、その現場のそばまで車で乗りいれたということになると、そこにタイヤ痕が残る。タイヤ痕というのはタイヤの種類が分かるだけはなく、摩耗であったりキズがあったりすると、そのタイヤ特有の指紋みたいなものが残る。もし今までに現場で採取したタイヤ痕と容疑者のタイヤ痕が一致すれば、現場に行ったということで非常に強い証拠になる」と説明。 「また、車内でもし何らかの犯行が行われたとすると、例えば血液、皮膚片、繊維などいろいろなものが落ちる可能性がある」とし、「ただこの事件で特異的なのは普段、被害者が乗っている車なので、第三者の車でしたらすぐに分かるんですが、それが犯行時のものかどうかということを識別するのが難しいということがある」と話した。