南丹市の男児遺体遺棄。公衆トイレに一時的に遺体が置かれていた可能性が出てきています。 4月19日、安達結希(あだち・ゆき)さん(11)の遺体が見つかった南丹市内の山林近くに設けられた献花台には、若すぎる死を悼む人たちが訪れていました。 (神奈川から)「(亡くなった)子どもの気持ちを考えると、自然と涙があふれてきました。本当にかわいそうでなりません」 (京都市内から)「今からいっぱい夢もあったやろうし、やりたいこととか友達と遊んだりとか、いろいろしたいことあったやろうに…」 結希さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕された父親の安達優季(あだち・ゆうき)容疑者(37)。容疑を認めていて、捜査関係者によりますと、落ち着いた様子で取り調べに応じているということです。 さらに、逮捕前の任意の聴取に対して… (安達優季容疑者)「学校まで送ったあと、南丹市のどこかに連れて行って、首を絞めつけて殺し、その場に遺棄した」 安達容疑者は一体どんな人物なのか。高校の卒業アルバムの写真。中学、高校とサッカー部に所属していたといいます。少年時代を知る人は… (安達容疑者の小・中学校の同級生)「おばあちゃん思いのいいやつで、優しいという印象しか僕はない」 (安達容疑者の実家の近くに住む人)「おばあちゃん子や。自分が働いて稼いだお金をおばあちゃんに『これ持っていき』って持ってくるような子。なんであんな子がそんなんするんや」 一方で、こんな証言も… (安達容疑者の実家近くに住む人)「特別ケンカするタイプではなかったけど、いま思うと、つめられると突然キレたなというのも印象に残っている。1回だけど机を投げたのは怖くなった。やばってなった」 また、結希さんが行方不明になってからの安達容疑者の行動も徐々に明らかになってきました。 結希さんが行方不明になってから8日後の3月31日、市内のケーキ店に設置された防犯カメラの映像には、安達容疑者が白い紙を手に車から降りて店へ向かう様子が映っていました。 店の人によりますと、情報提供を呼びかけるチラシを貼って欲しいと依頼してきたということです。 安達容疑者は別の店にも… (貼り紙を依頼された人)「逮捕されたニュースを見て、顔が同じ人だなと。何も名乗られなかったです」 ―――どういう表情だった? (貼り紙を依頼された人)「無表情でした。焦っておられるとか、急いでいるという感じでもなくて。目立つところに貼らしてもらった方がいいですよねと声かけさせてもらいましたが、『はぁ』とだけしか言われなかったので。身内の方とかじゃなくて、ボランティアなのかなと」 息子を探す行動をとっていた安達容疑者。しかし、捜査関係者によりますと、安達容疑者のスマートフォンには結希さんが行方不明となっている時期に、遺体を遺棄する方法を検索した履歴があったことがわかりました。 さらに、安達容疑者は結希さんが行方不明になった当日、学校から連絡を受ける前に関係先に「子どもがいなくなった」と電話していたことも新たに判明。 その後、自ら警察に「学校まで子どもを送っていったが迎えに行くと学校に来ていないと言われた」と通報していました。 そんな中、捜査に新たな動きがありました。 警察は4月18日、自宅から約2kmにある「るり渓自然公園」近くの公衆トイレと、その周辺を現場検証しました。 結希さんの遺体を数か所に移動させていた疑いもある安達容疑者。警察は、この場所に遺体が一時遺棄された可能性もあるとみて調べています。