イラン軍事作戦費用が約4兆円に ミサイル・弾薬の補充など ヘグセス国防長官と民主党議員が激しい応酬も アメリカ議会公聴会

アメリカのヘグセス国防長官は、29日、イランへの攻撃開始以降、初めて公聴会で証言し、「最大の敵は、民主党議員などの敗北主義的な言葉だ」と述べ、民主党議員と激しい言葉の応酬を繰り広げました。 29日に開かれたアメリカ議会下院の軍事委員会の公聴会で、国防総省の高官は対イラン軍事作戦の費用が現時点で250億ドル(=約4兆円)に達したとの試算を初めて明らかにしました。 4兆円の大半がミサイル・弾薬の補充費用ということで、アメリカ軍が大量に使用している巡航ミサイル「トマホーク」や、地対空ミサイル「パトリオット」などの高額なミサイルが戦費を押し上げたものとみられます。 5時間に及んだ公聴会にはヘグセス国防長官も出席し、「イランに核兵器を保有させる訳にはいかない」と攻撃の正統性を強調しました。 公聴会で民主党議員が「この戦争は泥沼であり、あらゆるレベルでの政治的・経済的大惨事」だと非難したことに対し、ヘグセス長官は激高し、「恥を知れ!あなたは(イラン攻撃を)『泥沼』と呼び、敵にプロパガンダの材料を与えるのか。兵士に対して無責任だ。『軍を支持する』と言いながら、2カ月の任務を『泥沼』と呼ぶのは慎め!恥を知れ!」と声を荒らげて反論しました。 また、別の民主党議員がトランプ政権が去年6月に行ったイランの核施設への攻撃で「イランの核開発計画は完全に破壊された」と宣言したことに触れ、「それでも戦争の根拠はあるのか」と疑問を呈したのに対し、ヘグセス長官は「イランの核開発計画は破壊されたものの、その野望は消えていなかった」と、苦しい弁明に追われました。 公聴会は5時間に及び、委員会室の外には戦争に反対する抗議者が集まり、ヘグセス氏に対して「戦争犯罪人だ」「逮捕しろ」と声を上げました。

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