押収されたのは、およそ180キロもの銅板でした。地震で被災した石川県輪島市の寺から銅板などを盗んだとして、スリランカ国籍の男2人が逮捕されました。 警察署の一室にずらりと並んだ銅板。 寺から盗んだ銅板はおよそ180キロ、時価総額は38万円相当に上ります。 窃盗などの疑いで今月5日に逮捕されたのは、いずれもスリランカ国籍の無職・モハメド ファイスール モハメド ファイナス容疑者30歳と、モハメド リヤス モハメド リハン タスキ容疑者29歳です。 2人は4月24日の夜、輪島市内の寺から銅板およそ180キロや鬼板などを盗んだ疑いが持たれています。 翌日の午後10時ごろ、輪島市内の商業施設の駐車場に止っていた軽乗用車に2人が乗っているところを奥能登治安対策センターの警察官が職務質問し、正当な理由なく鉄製のバールを所持していたとしてファイナス容疑者を現行犯逮捕しました。 その後、車の中から銅板などが見つかったということです。 ■転売目的の犯行か、警察は余罪についても捜査 警察は転売目的の犯行とみていますが、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 被災地の寺や神社で窃盗被害が相次いでいることから、警察は余罪があるとみて調べを進めています。 警察によりますと、2026年に入って4月末までに奥能登2市2町の寺社仏閣で発生した窃盗の認知件数は13件と、過去5年間で最も多くなっています。 石川県警が2026年4月に設けた奥能登治安対策センターなどがパトロールを強化していて、こうした活動が今回の逮捕に結びつきました。