ICC(=国際刑事裁判所)は11日、フィリピンのドゥテルテ前大統領の側近で、国家警察の長官を務めていたデラロサ上院議員の逮捕状を出していたことを明らかにしました。 フィリピンのデラロサ上院議員は、国家警察の長官を務めていた2016年から、ドゥテルテ前大統領とともに薬物の密売人らへの強硬な取り締まりを行い、少なくとも32人の殺害に関与した疑いが持たれています。 ICCは11日、人道に対する罪などでデラロサ氏に対し、去年11月に逮捕状を出していたことを明らかにしました。 ロイター通信によりますと、公の場から姿を消していたデラロサ氏が11日、上院の会合に出席した際、捜査当局が身柄を拘束しようとしたところ逃走しました。自身の執務室に逃げ込んだデラロサ氏は現在、上院の保護下に置かれているということで、警察官が敷地を取り囲み、上院は閉鎖状態だということです。 一方、地元メディアによりますと、公金の不正使用疑惑などをめぐるドゥテルテ氏の娘で副大統領のサラ氏の弾劾訴追案も11日、下院で可決していて、ドゥテルテ派閥をめぐる締め付けが強まっています。