AIで「偽札束」生成、詐欺師を誘い出し逮捕…韓国・被害者の機転が決め手

【05月14日 KOREA WAVE】韓国で、投資詐欺グループの「受け子」を担っていたウズベキスタン国籍の男が逮捕された。被害者自らが人工知能(AI)を駆使した「おとり作戦」を展開し、犯人を現場に誘い出した。 男は先月、投資収益の出金手数料名目で、被害者から約2000万ウォン(約220万円)をだまし取ろうとした疑いが持たれている。 犯行グループは有名アナリストを詐称して被害者に接近。「高収益保証」をうたい、偽の投資アプリをインストールさせた。被害者が計1200万ウォンを送金すると、アプリ上では多額の利益が出ているかのように数値を操作。その後、出金を希望した被害者に対し、「先に手数料を対面で支払う必要がある」と現金の持参を要求した。 異変に気づいた被害者は、弁護士と相談の上、直接検挙に乗り出すことを決意した。被害者側は実際の現金を用意するリスクを避け、AIで生成した「大量の札束の写真」を犯行グループに送付。「準備はできた」と信じ込ませ、ソウル市内の住宅街に男を誘い出すことに成功した。 逮捕時、男は抵抗して逃走を図ったが、偶然現場を通りかかった非番の警察官が身を挺して阻止し、張り込んでいた捜査員らが緊急逮捕した。 被害者の代理人を務めるイ・ドンホ弁護士は「資産を露出させず、最も効率的に誘い出す道具としてAIを選んだ。被害が出る前に現場で犯行を遮断することが最も効果的だ」と指摘。また、「こうした犯罪は誰にでも起こり得る。自分を責めるよりも、警察や専門家へ速やかに助けを求めることが最優先だ」と強調した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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