笑顔で金をかじる有村架純らの横に「人生を壊す」の文字…税関とのシュールすぎる初コラボポスターが解禁

俳優の有村架純が5月25日、東京・羽田空港 第3ターミナル 税関エリアで開催された「映画『マジカル・シークレット・ツアー』史上初!税関×映画コラボ発表会 in HANEDA」に天野千尋監督とともに出席。6月19日(金)全国公開の主演映画をアピールした。 ■税関と映画作品が史上初のタイアップ 実際に起こった金密輸事件に着想を得た本作と、金の密輸対策を強化している税関、金の密輸が犯罪であることを広く国民に知ってもらうために、史上初の試みとして映画と税関とのタイアップが実現。映画劇中では税関検査時のやり取りが緊迫した重要シーンとして描かれることもあり、密輸阻止の最前線である羽田空港にてコラボレーション発表会が行われた。 同イベントには、金の密輸に手を染める主人公を演じた有村と、綿密なリサーチを基に本作の監督・脚本を務めた天野氏が登壇し、コラボポスターの除幕を実施。全国9税関の管内空港などで掲出されるキャンペーンポスターがお披露目された。税関と映画作品のタイアップは史上初の試みとなる。 ■特別な場所での“がい旋”イベント 普段から利用している羽田空港の税関エリアという特別なロケーションでのイベントに、有村は「まさか自身が出演した映画のイベントをさせていただける日が来るとは。驚きと、協力してくださった税関の方々への感謝でいっぱいです」と笑顔。 取材や撮影で何度も同所を訪れていたという天野監督も「本物の税関に近い形で大掛かりなセットを組んで再現した思い出深いシーン。撮影を終えて、またこの場所に戻ってこられて感慨深い」とタイアップの喜びを語った。 ■リアルな描写の裏側と「金の重み」 また、本作について天野監督は「『金の密輸』という言葉のダークさと『主婦のグループ』という平和な響きのギャップに興味を持って。手口の巧妙化や組織化など、今まさに問題になっていることを実感しテーマに選びました」と明かす。 制作にあたっては実際の取り締まり現場の取材や、手法のレクチャーなど税関からの全面的な協力を得たという。劇中で金を密輸する主婦を演じた有村は、「(金は)レプリカでも本物の重さに合わせて作っていただいたので、とにかく重たかったです。渡航を重ねるごとに(犯罪に慣れて)変わっていく和歌子たちのグラデーションに注目してほしいです」と見どころをアピール。 また、イベント前に検査機器の説明などを受けた有村。「何もやましいことがなくても、金属探知機を通るときはどこかドキドキする。でも、その緊張感や一人一人のちょっとした意識こそが、犯罪を増やさないために必要な抑止力なのだと改めて感じました」と真摯に語った。 ■「人生を壊す」パンチの利いたポスター イベントの後半では、史上初となるタイアップポスターがお披露目された。映画本編のビジュアルである“楽しそうに金をかじろうとする和歌子たち”の横に、税関の啓発コピーとして「人生を壊す、金の密輸」という強烈なワードが並ぶ。 このデザインに対し、有村は「なかなかシュールでパンチの利いたキャッチコピーが…(笑)。インパクトが大事ですので、税関を通られる方にしっかり目に焼き付けていただきたいなと思いますね」と苦笑。 天野監督は「和歌子たちのように生活に困って犯罪にたどり着いてしまうのは良くない。密輸は本当に人生を壊すものなので、このポスターが犯罪の抑止になり、映画を知ってもらうきっかけになれば」と期待を込めた。 映画のポスターをベースにしたタイアップポスターおよびチラシは、東京、横浜、神戸、大阪、名古屋、門司、長崎、函館、沖縄の全国9税関の管内空港などに順次設置・掲出される。 ■映画「マジカル・シークレット・ツアー」とは 2017年に中部国際空港で主婦たちが「金の密輸」で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナル作品。夫の横領と借金を突然知った二児の母・和歌子(有村架純)、借金を抱えた研究者・清恵(黒木華)、そして貯金ゼロの未婚の妊婦の麻由(南沙良)。犯罪とは無縁そうに見える3人が偶然出会い、「金の密輸」を通して仲間としての絆を深めていく。お金と自由を手にし、それぞれの人生をやり直すリベンジゲームが始まる――。 メガホンを取ったのは、「ミセス・ノイズィ」で日本批評家大賞を受賞して注目を浴び、「ヒヤマケンタロウの妊娠」「佐藤さんと佐藤さん」などの話題作を世に送りだしてきた天野監督。シンガポールで大掛かりなロケを敢行し、「金密輸」をめぐる魔法のようにきらびやかな旅路を、本場の空気そのままに、スクリーンに投影する。主題歌は椎名林檎の「ありあまる富」。

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