【ソウル聯合ニュース】韓国のパレスチナ支援団体は28日、ソウルで記者会見を開き、支援物資を届けるためガザ地区に向かう途中にイスラエル軍に拿捕(だほ)された支援船に乗船していた活動家らがイスラエル側から性的虐待などを受けたと主張し、ネタニヤフ同国首相の逮捕状を韓国も発行するよう求めた。 拿捕された船で拘束された韓国人活動家のキム・アヒョンさんは、男性はスタンガンの一種「テーザー銃」を使って拷問され、女性は性的な嫌がらせや暴行を受けたとし、「軍人らが嘲笑し命令する声、乗船者が殴打される音が聞こえてきた。悲鳴は息が詰まるほど長く続いた」と振り返った。 また「太ももに銃撃を受けた人がいたが、放置されたため傷口が広がり続けた」とし、「コンテナの中は骨折した人々で溢れていたが、いかなる治療も行われなかった」と述べた。 支援船にはそれぞれ医師が1人ずつ乗っていたが、イスラエル軍が医療物資の提供を拒否したため、ビニール袋などで応急処置をせざるを得なかったという。 同じく拘束された活動家のキム・ドンヒョンさんは「拷問で苦しむ声が聞こえ、常習的に性的嫌がらせが行われているようだった」とし、「5~10分間にわたり数え切れないほど殴打され、結束バンドで縛られた手からは血が流れ続けた」と証言した。 また「両手を縛られた状態で船から降りる際、2人のイスラエル人記者に遭遇したが、彼らは私たちを平然と見つめるだけで抗議もしなかった」と、イスラエルメディアを批判した。 韓国系米国人活動家は「暗いコンテナ内で武装した兵士から殴打と電気ショックを受け、右側の肋骨を骨折した」とし、頭を掴まれて仲間が暴行される様子を強制的に見せるなどの行為もあったと伝えた。 また「例外なく暴行を受け、何人かは性的暴行も受けた。われわれが受けた暴力は深刻なレベルだった」と振り返った。 ソウル市内の緑色病院のイム・サンヒョク院長は活動家らを診察した結果、キム・ドンヒョンさんは「横紋筋融解症」と診断され、キム・アヒョンさんは鼓膜に穴が開いていたと発表した。韓国系米国人も肋骨が折れた状態で、テーザー銃を撃たれた痕が今も丸く残っていると説明した。 キム・アヒョンさんは19日(現地時間)にガザ地区の近海で、キム・ドンヒョンさんは18日にキプロスの近海で、乗っていた支援船がイスラエル軍に拿捕された。その後、解放され、22日に帰国した。