女子生徒8人を放火容疑で逮捕 ケニア中部の寄宿制女子学校火災

ナイロビ、ケニア、6月1日 (AP) ー ケニア中部の寄宿制女子学校で16人が死亡、数十人が負傷した火災で地元警察は29日、放火の疑いで同校の女子生徒8人を逮捕した。動機は依然として不明。 警察は当初、事情聴取のため生徒30人を一晩拘束していた。現場となった「ウトゥミシ女子学校」は首都ナイロビから約120キロに位置し、警察が管理・支援している学校で、生徒の多くは警察官の娘だという。 国家警察捜査部門報道官は声明で、「生徒や教職員、その他の目撃者への広範な聴取を進めるとともに、科学捜査チームが防犯カメラ映像の精査を行っている」と述べた。 また、オガンバ教育相は、生徒らが何かを計画していることに2人の教師が気づきながらも適切な措置を講じていなかったと指摘。同校の運営委員会を解散し、安全基準を遵守していなかったとして校長を処分する方針を明らかにした。オガンバ氏によると、当時は「宿舎内が過密状態にあり、さらに非常口のドア1カ所が施錠されていた」ため、パニックに陥った生徒らの避難が遅れたという。 火災発生から丸1日が経過しても、警察や学校側から十分な説明がないとして、保護者の間では不満と混乱が広がっている。 報復を恐れて匿名を条件にAP通信の取材に応じたある母親は、「逮捕された8人についても何も知らされていない。私たちはただ待たされているだけで、誰も情報をくれない」と憤りをあらわにした。 また、学校から約28キロ離れた病院の遺体安置所では、身元確認のためのDNA型鑑定を待つ遺族の姿があった。取り乱した様子の一人の父親は、遺体の安置場所について説明が二転三転しているとし、「彼らは真実を隠そうと話をそらしているが、娘たちを亡くしたという現実を知った。私たちが知りたいのは、娘の遺体がどこにあるのかということだけだ」と悲痛な訴えを口にした。 東アフリカでは、過密な教室や宿舎、消火設備の不足などから学校での火災が長年の課題となっている。原因は漏電などのほか、規律への反発から生徒が校舎に放火するケースも過去に起きている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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