2019年、大阪の不動産デベロッパー社長・山岸忍の身に起きた実際の事件をが綴った、山岸忍『負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部』(文藝春秋)を原作に、主演に内野聖陽、共演に松本若菜と北村一輝を迎え、本木克英監督がメガフォンを執った映画『負けへんで』が11月13日(金)に全国公開されることが決定。あわせて、キャラクター・ヴィジュアルが公開されました。 大阪地検特捜部が、自ら作り上げたストーリーを裏付けるためのずさんな捜査。対する最強弁護士チームが録音・録画された検事の取調べを解析し、法廷で、初めて取調室という密室での検事による罵倒、恫喝、脅迫まがいの取り調べの模様を明らかにし、あぶり出された検察の闇……。本映画は、これら実際の事件を元に、『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』『シャイロックの子供たち』を手掛けてきた本木監督ががダイナミックなエンタテイメント作品に昇華させたもの。 本木監督は本作について「人生の絶頂にいた男が、冤罪と酷薄な人質司法によって全てを失い、どん底からいかに立ち上がり、声を上げはじめたのか。魂を削るように演じた内野聖陽さんを軸に、迫真の芝居で臨んだ俳優たちの応酬を堪能して頂きたいです。繰り返される理不尽に怒り、驚嘆しながら、強固な組織に身を委ねざるを得ない人間の弱さや愚かさも伝わればと思っています」と思いを語っています。 主人公・藤堂繁(とうどうしげる)を演じるのは、『仁 –JIN-』、『臨場』シリーズ、『PJ ~航空救難団~』などで裏表のない豪快なキャラクターが人気を博してきた内野聖陽。内野は「人間の作った司法の世界も、他の仕組みと同じように、決して万能で完全無欠ではないのだという事実を改めて知ったように感じます。国家権力のもとに行使されるそうした間違った捜査方法は、人の命、人生を奪う、天敵のいない暴力になりうるんだということがとても怖いことだと感じました」と本作の元になった事件を知ったときの衝撃を率直に語り、「冤罪は誰でも巻き込まれる可能性があるということを、観ていただく方にも感じとってもらえたら…虚構の世界だけだろうと思うような話が、日常と地続きであるという『怖さ』を体感しながら見て頂けたらなと思います」と、作品に込めた熱い思いをコメント。劇中では、自らの信念を決して手放さない主人公を、力強く時に繊細に演じます。 また、藤堂を追い詰めていく検事・鈴鳴通子(すずなりみちこ)役を演じるのは、『西園寺さんは家事をしない』『わたしの宝物』『Dr.アシュラ』など立て続けにドラマの主演を務め、唯一無二の存在感を放つ松本若菜。松本は本作の撮影を振り返り「内野さんの役にとことん向き合われる姿は、現場にいるすべての人の温度を上げ、私自身の気持ちも更なる高みに導いてくださいました。本木監督の“繊細と豪快”両極の演出により、作品全体としてとても力強いものとなっていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけますと幸いです」とコメントを寄せています。フレンドリーに接しながら藤堂を検察の都合よくコントロールしようとする鈴鳴もまた自らの正義に忠実というキャラクター。撮影中も思わず息を飲むような緊張感だったという2人の取調室での対峙シーンは必見です。 そして、自らも同業の社長ながら、藤堂の豪快な性格に魅せられ友となり、藤堂が逮捕後は無実を信じ支え続ける君塚大作(きみづかだいさく)役には、ドラマ『地面師たち』、映画『木挽町のあだ討ち』、連続テレビ小説『風、薫る』など高い演技力で幅広い役を演じ切る、北村一輝。北村は出演にあたり「本木克英監督、そして内野聖陽さんとは、以前からぜひご一緒したいと思っておりましたので、迷いなくお引き受けさせていただきました」と語り、撮影を「監督が作り出す空気感と、内野さんの高い集中力が非常に心地よく、想像以上に充実した時間を過ごさせていただきました」と振り返っています。 公開されたヴィジュアルは、藤堂・鈴鳴・君塚のキャラクターを捉えたもの。まっすぐと強いまなざしで見つめる藤堂には「この社長、無実の罪ですべてを失う」、不敵にほほ笑む鈴鳴には「この検事、勝つためには手段を選ばず」、優しく微笑みかける君塚には「この経営者、友を信じ、支え抜く」と、それぞれコピーが記されています。 検察という組織の闇に立ち向かった、一人の社長と最強弁護士達がたどり着いた事件の真相とは?二度と冤罪被害を生まないために不屈のチームを描いた本作に期待が高まります。 [コメント] ある日突然、自分があらぬ疑いをかけられ、検察の作ったシナリオで有罪扱いされていく。 本作で描かれる事件について知った時、現代の日本の司法の世界にそんなことがあり得るのかと、衝撃でした。過去にも冤罪事件はいくつもありますが、この役柄を演じるにあたって思ったことは、人間の作った司法の世界も、他の仕組みと同じように、決して万能で完全無欠ではないのだという事実を改めて知ったように感じます。 国家権力のもとに行使されるそうした間違った捜査方法は、人の命、人生を奪う、天敵のいない暴力になりうるんだということがとても怖いことだと感じました。 事実に立脚してはいますが、フィクションとして、主人公の置かれた逆境を味わって頂けたらと思っています。 脚本の素晴らしさ、監督の演出、共演のみなさん、スタッフのみなさんにも助けていただき、藤堂繁が演じられたと思っています。 特に「負けへんで」というタイトルは助けられました。 この作品において一番肝腎な、シンプルで力強いメッセージで、僕自身も撮影を戦い抜く中で、何度も奮い立たせてもらった言葉でもあります。 冤罪は誰でも巻き込まれる可能性があるということを、観ていただく方にも感じとってもらえたら…虚構の世界だけだろうと思うような話が、日常と地続きであるという「怖さ」を体感しながら見て頂けたらなと思います。 ――内野聖陽 お話しをいただいて、原作を拝読させていただきました。 難しい題材でしたので、当時の事を調べていくうちに、どんどん気持ちが引き締まったのを覚えています。 鈴鳴検事はいわゆる“怒鳴る取調官”ではありません。 表面的にはいくつもの顔を見せ、嫌な印象を与えず相手に寄り添い信頼される。 それを自然にできてしまう人なので、常に彼女の本質を想像しながら鈴鳴というキャラクターを作っていきました。 内野さんの役にとことん向き合われる姿は、現場にいるすべての人の温度を上げ、私自身の気持ちも更なる高みに導いてくださいました。 本木監督の“繊細と豪快”両極の演出により、作品全体としてとても力強いものとなっていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけますと幸いです。 ――松本若菜 本木克英監督、そして内野聖陽さんとは、以前からぜひご一緒したいと思っておりましたので、迷いなくお引き受けさせていただきました。 撮影現場では、監督が作り出す空気感と、内野さんの高い集中力が非常に心地よく、想像以上に充実した時間を過ごさせていただきました。 内野さんにこれ以上ないほどふさわしい役柄だと感じております。作品の完成を、私自身とても楽しみにしております。 ――北村一輝 人生の絶頂にいた男が、冤罪と酷薄な人質司法によって全てを失い、どん底からいかに立ち上がり、声を上げはじめたのか。 魂を削るように演じた内野聖陽さんを軸に、迫真の芝居で臨んだ俳優たちの応酬を堪能して頂きたいです。 繰り返される理不尽に怒り、驚嘆しながら、強固な組織に身を委ねざるを得ない人間の弱さや愚かさも伝わればと思っています。 ――本木克英監督 文藝春秋刊 ©2026「負けへんで」製作委員会