イチから分かる【熊本・八代“巨額”汚職事件】 後に逮捕される"ジャーナリスト名乗る男" 市議への情報共有が目的か その音声記録…

5月7日、八代市の成松由紀夫市議(54)など3人が八代市役所の新庁舎建設をめぐるあっせん収賄容疑で逮捕されました。そして、28日には、受け取った賄賂を資金洗浄、いわゆるマネーロンダリングしたとして、新たに東京都の男など3人が逮捕されています。 今回の汚職事件、まだ全貌が見えていません。RKK熊本放送のこれまでの取材や入手した音声データから事件を紐解きます。 ■八代市議は疑惑を強く否定 「(不正があるなら)捕まっていますって」 「(現金を)もらったか?断固否定します」 逮捕前、成松由紀夫市議は疑惑を強く否定していました。しかし、その3週間後、あっせん収賄の疑いで逮捕されました。 記者「成松市議が乗っていると見られる車が今、熊本市内の警察署に入ってきました」 警察は、共謀したとして八代市の元建設会社役員、園川忠助容疑者(61)と元八代市議で農業の松浦輝幸容疑者(84)も逮捕しました。 ■事件の舞台は? 2016年、熊本地震で被災した八代市役所の庁舎は、建て直しが決まり、2019年に業者選定のための入札をしました。落札したのは、唯一手を挙げた東京の準大手ゼネコン前田建設工業を含む共同企業体でした。落札額は118億円、落札率は99.9%でした。 警察は、この一大公共事業の裏で現金のやり取りがあったと見ていて、その発端は、園川容疑者だったとされています。 ■「成松議員という有力議員がいる」 警察は、園川容疑者が前田建設工業に"市議会のドン"とも呼ばれる成松市議を紹介し、前田建設工業の落札に動き出したと見ています。 ――成松市議の影響力について 八代市の元職員「市長に決済をもらう前に成松市議に説明しなければならないという流れを作っていた。牛耳っていると言った方が分かりやすい」 成松市議は八代市の職員へ、業者選定に用いる「評価基準」を前田建設工業が作成した案にするよう指示したとされています。その基準案は前田建設工業に有利で、他の業者に不利だったと、職員が百条委員会で"天の声"という言葉を用いて証言しました。

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