栃木県上三川(かみのかわ)町の強盗殺人事件で、被害女性の長男と次男に重傷を負わせたとして栃木、神奈川両県警の合同捜査本部は5日、実行役の1人とされる相模原市の高校生の少年(16)を強盗殺人未遂容疑で再逮捕した。実行役とされる他の少年3人と、少年らの指示役とみられる横浜市の竹前海斗(28)、妻の美結(25)両容疑者も勾留期限となる6~7日に同容疑で再逮捕する方針。 相模原市の少年の逮捕容疑は5月14日午前9時25分ごろ、他の少年や竹前容疑者夫婦らと共謀し、富山英子さん(69)宅に押し入り金品を物色していた際、富山さんの40代長男と30代次男に発見され、発覚を免れるために2人の頭部などをバールで複数回殴ったとしている。長男は右腕を骨折、次男は頭部骨折や脳挫傷と診断された。 捜査本部によると、少年は「バールで殴ったことは間違いない」と供述し、容疑を認めているという。 事件当時、長男と次男は近くで農作業をしていた。自宅にいた父親からの連絡で駆けつけ、少年らと鉢合わせして襲われたという。 再逮捕された少年は約30分後に約800メートル離れた路上で、顔を手で隠しながら歩いているところを警察官に確保され、最初に逮捕された。 捜査本部は、事件を主導したとみられ、事件後に出国した益田和彦容疑者(48)を公開手配。少年1人を実行役に勧誘したとして、相模原市の高校生(18)も職業安定法違反(有害業務目的紹介)の疑いで逮捕している。【白川徹】