カンボジア北西部・ポイペトを舞台とした国際的な詐欺事件で、愛知など6県警の合同捜査本部は17日、タイ当局が拘束していた住居不詳、自称会社役員佐々木裕介容疑者(38)を組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで逮捕したと発表した。「黙秘します」と話しているという。 捜査本部によると、逮捕容疑は、仲間と共謀し、昨年2月、警察官などをかたって、茨城県つくば市の30代の女性にうその電話をかけ、現金計3140万円を振り込ませて詐取したというもの。 捜査本部は佐々木容疑者について、日本人29人が昨年現地で拘束されたポイペトの詐欺拠点のトップで、運営費などの資金を投じ、拠点から報酬を得る「オーナー」という立場だったとみている。 日本の警察の情報に基づき、タイ警察がバンコクで身柄を拘束。16日に日本に移送され、移送中の航空機内で逮捕したという。(山下寛久)